生きてる事が功名か


番町皿屋敷お菊塚



公園 お菊塚 説明文


   江戸の時代から、歌舞伎や浄瑠璃で盛んに演じられ続けてきた 『番町皿屋敷』という 怪談がありますが、この皿屋敷伝説の出処がはっきりと確定しておらず、 既に江戸時代の人間ですら昔のことと見做し、 「どこであるとも確定しがたい」と言っていたようです。


   この為、現在まで東京都周辺には沢山の「お菊の墓」が 存在しているそうです。関係史跡で一番有名なのが、この 平塚駅前の『番町皿屋敷お菊塚』です。JR平塚駅の北口から モール沿いに西に進み、小路を縫って歩いていると角に公園があります。この一角に 塚があります。


お菊の墓 お菊の墓


   お菊という人物が実在したのは確かなようで、R1沿いに光円寺という 寺がありますが、この裏の敷地に本物の墓があります。周囲は、 檀家さんと界隈のお寺の共同墓地になっているので、見に行く際は近隣の方の 迷惑の無いようにしましょう。



平塚八幡宮

   JR平塚駅北口を出て、そのまま道成りに進めば見えてきます。 「宮ノ前」という交差点から巨大な鳥居が見えてきますので、迷うこともないでしょう。 駐車場、駐輪場完備です。


平塚八幡宮 駐車場 駐輪場


   その歴史は非常に古く、仁徳天皇の時代まで遡るといいます。 仁徳天皇の68年、この地方を襲った大地震に苦しむ人々の 様を見かね、国土安穏を祈り應神天皇の御神霊をお祀りしたの が始まりなのだそうです。


青銅の大鳥居 青銅の大鳥居


平塚八幡宮 青銅の大鳥居




    二の鳥居は、青銅製の珍しい鳥居です。僧本誉還真が私財を投じるかたちで、 明和2年(1765)に東海道ぎわに建てたのが始まりです。その後、地震や大風により 倒壊し、最終的に昭和7年、ここに移転再興されたという経緯になります。


本殿 末社三社 末社三社


   本殿の脇が、末社三社です。


弁財天社 アヒル 亀


   弁財天社のある西池にはアヒルや亀が泳いでいます。 非常に人懐っこい性格で、池の縁を歩いていると 勝手に近寄ってきます。とても可愛いです。



旧横浜ゴム平塚製造所記念館



旧横浜ゴム平塚製造所記念館 説明文


旧横浜ゴム平塚製造所記念館  八幡山の洋館




   旧横浜ゴム平塚製造所記念館は、通称「八幡山の洋館」 と呼ばれ平塚市におけるシンボルの1つとして知られています。平塚八幡宮の 直ぐ脇に建っていまして、周囲は広い芝生で整備された綺麗でモダン な公園になってます。


内部 旧横浜ゴム平塚製造所記念館 ベランダ


   この八幡山公園の地に移転する際に鉄筋コンクリートで 改築するに至りましたが、基礎のレンガ積については約6割の範囲で 当時の遺構をそのまま残す措置を取っています。積方はイギリス積の方式です。


イギリス積み


   イギリス積み:小口だけの段と長手だけの段を交互に積む


フランス積み


   フランス積み:小口と長手を交互に並べる



   明治20年以前はフランス積方式の導入が多かったようですが、 その後はイギリス積が主流になっていきます。フランス積のレンガ遺構は国内でも 稀な存在になってきており、現在、4例を数えるのみになっています。


・長崎造船所
・富岡製糸工場
・横須賀基地内倉庫
・猿島要塞




内部リンク(猿島へ)
猿島




応接室 第二会議室 展示室


   現在は、平塚市が管理運営しており、会議室としての利用や 音楽演奏、シアター上映等の各種イベントに用いることが可能になっています。これら部屋の 貸切は、申し込みと別途有料が必要と 成りますが、内部の見学だけなら予約無しの無料で可能です。


    第一会議室にグランドピアノが置いてあり、この部屋が人気部屋らしいです。 私が行った際にもピアノの音色が響いて いました。奥の展示室には、当館の沿革や、関東大震災と平塚空襲による受難の 歴史を綴る文章等が、ボード上で読むことができます。


旧横浜ゴム平塚製造所記念館 旧横浜ゴム平塚製造所記念館 旧横浜ゴム平塚製造所記念館




馬入・お花畑



周辺地図 馬入ふれあい公園 駐輪場 馬入・お花畑


    平塚駅から、東方向に1,5kmほど進むと河川敷沿いに花畑が広がっています。 相模川の堤防を作る際に、荒れ果てた土地を開墾したのが始まりです。平成9年 のことで、春にはポピー、秋にはコスモスが咲きみだれます。


   一帯が「ふれあい公園」として整備されており、サッカー場や競技場、 土手沿いは散歩道として多くの市民に利用されています。勿論、大型の駐車場と駐輪場 も完備です。


馬入・お花畑 馬入・お花畑


    開花情報は 平塚市のHPで随時更新していますので、ご参考ください。


馬入・お花畑 馬入・お花畑


馬入お花畑   ポピー 平塚市






平塚博物館

   アクセスは簡単です。八幡宮の裏、平塚市役所の脇辺りです。 付近は図書館や美術館などの大型の行政複合施設体なので、 駐車場や駐輪場なども広いものが用意されていましす。


周辺地図 平塚博物館 駐車場 駐輪場


   入場は無料(プラネタリウムは別途有料)です。 本館の特徴は、平塚の歴史〜古きは相模川の形成過程から、古墳時代への 隆盛の歴史と、 〜江戸の時代には宿場町 『平塚宿』として栄えていく、 移りゆく時代の系譜を見学路順に見て学べる事です。


   中でも、固有展示として珍しいのが、貴重種の野鳥『アオバト』 の剥製です。


アオバトコーナー 説明文


アオバト剥製 平塚博物館  Green Pigeon




   アオバトの特徴で一番興味を引くのは、 海水を飲む行動をとることです。何故、危険を冒してまで海水を摂取する のか詳しいことは分かっていないそうです。


アオバト アオバト アオバト


   アオバトの観察は、平塚市のお隣、大磯町の 照ケ崎海岸で可能です。海岸線から突き出た岩礁の窪みに貯まった海水を 飲みに、北上の丹沢山系から群れでやって来ます。




内部リンク(照ケ崎海岸のアオバトなど。大磯へ)
大磯





海水を飲むアオバト(模型) 説明文 説明文



   平塚宿ジオラマです。


説明文 平塚宿 平塚宿




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