嶺の亀裂「万里の長城」と一言でいっても、その総延長は 6350kmもあるわけで、国内各地に観光のスポットが散在する。・八達嶺長城 ・居庸関長城 ・司馬台長城 ・慕田峪長城 ・山海関 などが有名である。今回、観光ツアーに含まれた場所は八達嶺長城で現地語で( バーダーリンチャンチェン)という。その、創建のはじまりは北方の異民族の 侵入を阻止する目的で、秦の始皇帝が構築を開始したとされている。実物を目の前にすると、 この長蛇の遺跡は単なる畏敬誇示ではなく、立派に城壁として機能していたものなのだ、 と認める事が出来る。 長いだけだなく、幅がある。そして、高い。高径は8mもあり、騎馬での迅速な 国内侵入は事実上でも不可能だろう。陸続きにあって、国を分かつ嶺の亀裂なのだ。 |
嶺を伝う城壁なので、当地はロープウェイでの履行が便利だ。 搭乗券は別途必要で、観光には二枚一組と考えておいたほうがいいだろう。揺られること 5分くらいで到着する。 |
峰々の濃緑は、勿論その人外境を物語るものだ。当然に標高として888mもあり、 麓を見れば駐車したバスが豆粒のようだ。こんな山の上にまで、よく石を積み上げ 城壁を連ねたものだ。The Great Wallの名に相応しい大遺跡だ! |
もちろん、城楼の入場も可能だ。ここの地区は110mごとに 設置されている。付近を歩くのに 石敷の広い階段が整備され困ることは無いのだが、勾配がきつく汗をかくほどの運動になる。 若者から年寄りまで皆、楽しそうに写真を撮っていた。 現在の見られる建造物は殆どは、明の時代の増築だそうである。 城壁の下にも参道が整備され、見上げるほどの高さを体感できる。 |
帰りのロープウェイが凄く混雑していたのを憶えている。30分くらい待ったかな。 バスの出発に間に合わないかと危惧するくらいだった。結局、集合時間に 10分近く遅れて到着したのだが、バス同行者の半分が居なかった。何と云うか、 大らかといいますか、大陸気質といいますか、妙な懐の深さを感じた。 頂上の乗り物には、ロープウェイほかスライダーで駆け下る余興もあるようだ。 駐車場界隈には土産屋もあり、色んな楽しみ方ができるようになっている。 |
バスは無事全員を乗せ一路北京市街地に向かい、そして1,5時間くらいで 到着。 さて、どうしたもんか。天安門前まで辿り着いたが、 まだ付近は明るく観光が可能そうだ。前門や天壇公園が近いのが調度いい。 |